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九電、8月中に低圧10kW以上の出力制御の手続きを要請

九州電力は、系統連系する低圧10kW以上の太陽光発電設備の契約者を対象に、2017年8月中に出力制御に関する手続きを終えるように要請している(図)。

九州電力の出力制御に関する手続きの流れ(出所:九州電力)
図 九州電力の出力制御に関する手続きの流れ(出所:九州電力)

具体的には、2015年1月26日以降に連系承諾をした契約者に、パワーコンディショナー(PCS)のプログラム更新や発電量を自動制御できるPCSへの切り替えと、九電の出力制御カレンダー情報を取得するためのインターネット環境の構築を求めている。契約者は8月末をめどに、切り替えるPCSのメーカー名や型式などの必要な情報の提出したうえで、自らの負担でのPCSの切り替え工事やインターネット環境の構築を実施し、12月末をめどに完了届を提出する必要がある。

九電は出力制御の開始時期は未定としているが、PCSメーカーが出力制御機能付きPCSを開発し、切り替えの準備が整ったことや、契約者の準備に一定期間が必要なことから出力制御への対応を求めているとしている。

九電によると、対象となる契約者は、「出力の制御を行うために必要な機器の設置、費用の負担、無制限・無補償で出力制御に応じていただけること」を契約条件としていることから、出力制御機能付きPCSへの切り替えに応じない場合は、契約を解除する場合があるという。(日経BP総研 クリーンテック研究所)


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